引っ越しの時使う、段ボールのフタを閉じる粘着（ガム）テープは、便利でてなばせませんよね。
例えば、家具なども引っ越しの際は、引き出しが移動中に飛び出さないように、しっかりと粘着テープで止めたりとか？
台風の前には、窓に粘着テープを貼り、割れても飛び散らないよにするとか・・・。
でも、あとで剥がすとき、べたべたが残ってしまいきれいにはがせないということ、ありませんか？
そこで、2020年9月8日「あさイチ」で放送された、クイズとくもり あなたの知らない“粘着テープ”の実力～。
粘着テープの跡がのこるベタベタを、きれいに取る方法を紹介します！
粘着テープのベタベタをきれいに取る方法
ハウスクリーニング技能士の尾崎真さんに、窓ガラスや家具などに貼った粘着テープの落とし方を教えてもらいました。
粘着テープの種類や経過した時間などに合わせて、５段階に分けて難易度を表しています。
粘着テープだけでなく、シールなどを剥がすのにも有効です。
レベル１「ちょっとしたベタベタに」
「テープで落とす」
時間があまりたっていない、ちょっとした汚れを落とすのにオススメです。
窓ガラスのほか、プラスチックにも使えますが、木製の家具などにはNGとなります。
『用意するもの』
布粘着テープ
『やり方』
１．汚れを覆うように布粘着テープを貼ります。
２．その上からペンなどのかたいものでこすって、しっかり貼りつける。
３．粘着テープをゆっくり剥がす。
４．残った細かな汚れは、粘着テープをペタペタして落とします。
レベル２「紙製のテープの残りに」
特に、クラフトテープなど紙製の粘着テープの汚れ落としに効果的です。
窓ガラスのほか、木製の家具やプラスチックにもオススメですが、表面加工されていない白木の家具などにはNGです。
『用意するもの』
霧吹き
ゴム手袋
スプーン
『やり方』
１．汚れ全体に霧吹きで水をたっぷりと吹きかけます。
２．ゴム手袋の指の部分に金属製のスプーンを入れて、軽くこする。
ゴム手袋は、指先に凸凹がついているものを選んで使ってください。
レベル３「あらゆるベタベタに」
水をかけてこすっても落ちない、こびりついた汚れにオススメの方法です。
冬場は窓ガラスが割れるおそれがあるので、行わないでください。
また、木製の家具には使えますが、表面加工されていない白木の家具やプラスチックにはNGです。
『用意するもの』
ドライヤー
『やり方』
１．ドライヤーを窓ガラスから指１本分離して当てます。
２．窓ガラスを触って熱いと感じる程度に温める。
３．温かいうちに、かたく絞ったタオルや雑巾で汚れを拭き取っていきます。
レベル４「広範囲の紙製のテープの残りに」
「ラップでふやかして落とす」
広範囲に残ったクラフトテープなどの汚れにオススメです。
木製の家具やプラスチックにもオススメですが、表面加工されていない白木の家具などにはNGです。
『用意するもの』
ラップ
霧吹き
『やり方』
１．汚れ全体に霧吹きで水をたっぷりと吹きかけます。
２．上からラップを貼りつけて、１０分間、汚れに水分をしみこませる。
待っている間にドライヤーで温めるとさらに効果的です。
ただし、冬場は窓ガラスが割れるおそれがありますので、ドライヤーは当てないでください。
３．剥がしたラップを丸めて、汚れをこすり落としていきます。
レベル５「布粘着テープのベタベタに」
かなり時間がたった布粘着テープのベタベタなど、ガチガチにこびりついたベタベタに効果的です。
木製の家具やプラスチックにはNGとなります。
『用意するもの』
プラスチックのカード
食器用洗剤
霧吹き
『やり方』
１．食器用洗剤をおよそ１００倍の水で薄め、霧吹きで汚れに吹きかけます。
※食器用洗剤は、中性・弱アルカリ性・弱酸性、どれでもかまいません。
２．期限切れのクレジットカードなど、少し硬めのプラスチックのカードをハサミで斜めに切ります。
３．カードで汚れをこすり落としていきます。
汚れが乾いてきたら霧吹きをかけて、ぬれた状態をキープしながら、根気よくこすり落とします。
まとめ
あさイチで紹介された、粘着テープのベタベタを取る方法を紹介しました。
レベルがあがるほど難易度も高くなりますが、きれいに落とすためには、やはり多少の時間と根気は必要ですね。
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